世界一のパン職人が作る九品仏の人気パン屋コムン東京をレビュー!

コムン東京店内の写真です

パン好きのみなさん、こんにちは!

パンといえばやっぱりフランス。

と思っている方、多いのではないでしょうか。

私もかつてはそう思っていた一人です。

フランス産の小麦とバターを使用することで、美味しさを強調するような風景もよく見かけるのですが、今回は国産の材料を中心としたパン作りを極め、ついには世界一のパン職人にまで登りつめた日本人シェフの作るパン、コムン東京のパンを紹介します!

2020年に九品仏にオープンして以来メディア露出も多く、行列が絶えないコムン東京ですが、納得の味とパンへの愛情を感じることができる、今一押しの人気パン屋なんです!

すでに九品仏の人気パン屋といえばコムン東京というのが定着し、早朝から大勢の人で賑わっていて、いつ訪れても何を買うか悩むほどの種類がある世界一のパン職人のこだわりの詰まった魅力的なお店になっています。

早速紹介していきます!

目次

コムン東京とは

コムン東京外観の写真です。

オーナーシェフの大澤秀一さんは群馬県出身で、お家がベーカリーというパンを身近に感じる環境で育ち、自然とパン職人の道に進まれたそうです。

大澤さんは神戸の「Ca marche」で西川功晃シェフに師事し、その後2012年に地元群馬県高崎市でコムン(Comme’N)を開業されます。

コムンのNはこの師匠西川シェフの頭文字とのこと。

コム(Comme)はフランス語で〜のようにという意味があり、直訳すれば「西川シェフのように」、オーナーの大澤さんは技術を隠すことなく周囲に分け隔てなく接する師匠の姿勢に共感したといい、尊敬と敬意の気持ちも込められているのではないでしょうか。

コムンといえば駐車場に建てられたプレハブ小屋でスタートしたことはすでに有名ですが、開店当初からメキメキと頭角を現し、地元ではすぐに注目のベーカリーとして有名になっていたようです。

そして2015年フランスで開催されたパンの世界大会、モンディアル・デュ・パンの応援ツアーに参加したことをきっかけにご自身も世界大会を目指されます。

その僅か4年後の2019年第7回モンディアル・デュ・パン世界大会に日本代表として出場、6部門中3部門を制し、日本人初の総合優勝に輝きました。

コムンのパンはその多くに群馬県産の材料が使用されていて、「今まで群馬の人たちが応援してくれたから今がある」、「少しでも群馬に恩返しをしたい」、「群馬のことを知ってほしい」との思いから、ご出身の群馬県産の材料を使われています。

そんなコムンが東京に出店したのが、コムン東京です!

いつ買いに行くのがおすすめ?

行列の絶えないコムン東京、私は早朝、お昼頃、夕方と訪れたことがありますが、おすすめはズバリ早朝です。

私が初めて訪れたときは早朝は品数が少ないのではないかと思い、お昼頃に行ってみたところお目当てのバゲットは完売しており、本日分はもう無いとのことでした。

2023年現在ではますますメディア露出が増え、お昼前には人気のバゲットは完売していることが多く、お店の方もバゲットを含むパンを購入希望の場合は早朝〜10時頃をおすすめしていました。

早朝に訪れることができれば複数種のバゲットが用意されていることが多く、それ以外のパンも8割は並んでいるので、品数が少なくてがっかりということはありませんので、ご安心を!

訪れてくれた人がその日の気分で選べるだけの種類のパンをできるだけ用意して待っていたいというオーナーの思いから、早朝からの豊富な品数につながっているのですね!

店内の様子

店内は厨房と売り場が繋がっているオープンな雰囲気です。

職人さんが5、6人、常にパンを作り続けている姿が印象的でした。

店内に入ると目の前の売り場にはぎっしりとディスプレイされたパンの数々、見ているだけでもその美しさに心を奪われます。

パンを選ぶだけでワクワクしてしまうのは私だけではないはず。

ディスプレイされているパンにはそれぞれ簡単な説明書きのついたポップがあり、目移りしてしまいます。

注文は店員さんにお願いして取ってもらうのですが、ディスプレイされているパンではなく、後ろの棚からストックしてあるものを取ってくれます。

早朝にバゲットを購入する予定で訪れた時には5種類あるバゲットの特徴をそれぞれ教えてくれて、好みのものを購入することができました。

店員さんもとっても感じのいい雰囲気です。

混んでいる日中はパンを選び終わると番号札をもらいます。

お会計の順番がまわってくると番号を呼ばれるので、パンの個数や種類を確認されて精算機で支払いを済ませます。

手提げ袋を購入できるのですが、コムン東京の袋はバゲットを横にして入れることができる横長のタイプがあります。

いわゆる普通の縦長の袋にバゲットを入れて不安定な重心で持ちにくい、なんてことが起きないように細かいところにまで心配りを感じることができます。

パンの美味しさはもちろんですが、こういった素敵な店内の雰囲気もまた来たいと思わせてくれる大切なポイントなんですよね!

店舗情報

Comme’N YOKYO コムン東京

東京都世田谷区奥沢7-18-5 1F

自由が丘駅 徒歩10分 九品仏駅 徒歩1

7:0018:00

年中無休

https://commen.jp

オンラインストアあり

おすすめパンTOP10

コムン東京店内の写真です

コムン東京の店内には目移りしそうなくらい豊富な種類のパンが並んでいます。

正直全部おすすめしたいくらいなのですが、今回は私の独断と偏見でおすすめのTOP12を紹介したいと思います。

コムン東京のパンはハードパンの部類に入ると思うのですが、合わせる素材や具材に合わせてひとつひとつ歯応えが違い、その違いを楽しむこともできます。

今回はそんなお好みのパンを探す上で参考になればうれしいです!

10位 抹茶とホワイトチョコ ¥324-

抹茶とホワイトチョコの写真です

生地に抹茶が練り込まれているのですが、一般的な抹茶のパンやお菓子などに比べてだいぶ濃い抹茶です。

抹茶の渋みを感じることができるくらい濃厚な抹茶生地とホワイトチョコの甘さが心地良い、お茶にもコーヒーにも合いそうなお味です。

生地の硬さはそのままだとやや硬め、温めると少しふんわりするので、お好みで温めることもおすすめです。

第9位 ミルクフランス ¥410-

ミルクフランスの写真です。

コムン東京の名物パンの一つのミルクフランスです。

クロワッサンとバゲットの生地を合わせたリュスティック*にミルククリームをサンドしたもので、絶妙な食感が人気のパンです。

ミルクフランスといえば柔らかめのバゲットにミルククリームの印象がありますが、コムン東京のミルクフランスは生地から違う!

と思わせてくれる逸品です。

クロワッサン生地が合わさっているので、バゲットよりもふんわり、歯応えを保ちつつサクッと感がプラスされたような生地に仕上がっています。

ほんのりバターの香りがしてミルククリームと一体化しているかのような一体感をかんじることができます。

第8位 プルーンオランジュ ¥324-

プルーンオランジュの写真です。

フランス産のセミドライプルーンとオレンジピールのリュスティック*です。

そのままでも美味しいのですが、個人的には軽く温めるとオレンジピールの香りが立って爽やかな美味しさを感じることができます。

またセミドライプルーンの酸味がパンとよく合ってクリームチーズなどと合わせても美味しいのでフルーティーなワインと相性が良さそうです。

第7位 オリーブとチーズ ¥324-

オリーブとチーズの写真です。

オリーブ大好き人間の私はオリーブ入りのパンを見つけると必ず購入するのですが、こちらのパンは小麦の味をしっかり感じることができ、塩気が強すぎない優しい印象のパンです。

オリーブ入りのパンには塩気がガツンときいたワインと合わせるためのバンって感じのものが多いイメージだったのですが、コムン東京のこちらのパンは生地も柔らかめなので、そのままガブリといってオリーブとチーズの美味しさを楽しめる味になっています。

第6位 リンゴとクルミ ¥378-

リンゴとクルミの写真です。

アーモンドミルクで仕込んだ生地にセミドライの林檎とクルミがたっぷり練り込んであります。

リンゴのクルミという王道の組み合わせで、フルーツが入っているパンの中では個人的にはこちらのパンがNo.1です!

リンゴがセミドライになっているので、生地がベタつかずしっとり柔らかくリンゴの酸味がきいています。

アーモンドミルクで仕込んであるためか、生地とリンゴとクルミがお互いを引き立て合うようなパンに仕上がっています。

ワインと合わせても、紅茶と一緒に食べても良さそうです!

第5位 クロワッサンA.O.P ¥324-

クロワッサンA.O.Pの写真です。

フランス産の発酵バター、A.O.P**バターを使用したサクサクしっとりを両方味わえるクロワッサンです。

発酵バターを使用しているので風味は抜群、甘味が強い印象です。

表面サクサク、中しっとり、生地はやや厚目というのでしょうか、繊細な薄さのクロワッサンというよりは素材の美味しさを生かしたトラディショナルなクロワッサンといった感じの、納得の美味しさです。

壊れやすいので別袋に入れてもらえます。

持ち帰りの際は最新の注意を払ってお持ち帰りくださいね!

第4位 ドライトマトとクリームチーズ ¥378-

ドライトマトとクリームチーズの写真です。

お惣菜パンの一つで、ハチミツと全粒粉を使ったバゲット生地の中に凝縮されたドライトマトとクリームチーズがサンドされています。

ハチミツが入っているのでほんのり甘味があって、小麦の美味さとドライトマトの旨味がちょうど良いバランスになっています。

ドライトマトの塩気がしっかりしているのでワインのお供にはぴったり、お食事と一緒でも活躍しそうな大人のパンです。

第3位 生ハムとカマンベール  ¥734-

生ハムとカマンベールの写真です。

コムン東京の人気サンドイッチで、気まぐれとはついていないものの、パンは気まぐれでいろいろです。

私はレーズン入りのバゲットバージョンがお気に入りなのですが、レーズンの甘さと酸味が生ハムとクリーミーなチーズとよく合うのです。

パン好きの方なら容易に想像はできると思いますが、一度は試してほしい絶品です!

第2位 気まぐれジャンボンブール ¥734-

気まぐれジャンボンブールの写真です。

コムン東京の人気サンドイッチで、気まぐれと名のつくサンドイッチはその名の通りパンはいろいろ変わります。

北海道産のフレッシュバターと兵庫県芦屋の有名店「メツゲライクスダ」の高級ハムがサンドされていて、具材へのこだわりも感じます。

私は柔らかめのバゲットを使用したバージョンがお気に入りなのですが、濃厚で香り豊かなバターとハムの旨味を引き立てつつパンの旨味もしっかり感じることができる「サンドイッチ最高!」と言いたくなる美味しさです。

第1位 Gunma バゲット ¥378-

Gunmaバゲットの写真です。

群馬県産の小麦と焙煎した玄米を混ぜて香ばしく焼き上げたバゲットです。

いわゆる普通のレギュラーバゲットよりやや塩気があり、酸味とのバランスが良く小麦の味が濃いという印象です。

ややもっちりしていて、そのままでも、ワインやお食事と一緒でも、サンドイッチにしても、とにかく抜群に美味しいバゲットなんです!

コムン東京では複数種のバゲットがあるのですが、個人的にはこのGunmaバゲットが1番のお気に入りです。

*リュスティック:フランスパンの一種で生地の水分量が多いので成形するのが難しく、切り分けた形のまま焼き上げたり、形が不揃いなものが多いのが特徴。

**A.O.P:フランス語のAppellation d’origine protégéeのことで、日本語では原産地保護呼称と呼ばれています。原産地を保証するもので、厳しい基準を満たしたものだけにつけられるいわゆる一級品の証。

コムン東京ではA.O.Pバターが多く使われているようです。

まとめ

今回は九品仏にある世界一のパン職人が作るコムン東京のパンをレビューしましたがいかがでしたか!

コムン東京にはいつでも本当にたくさんの種類のパンがあるので、私は毎回パンを選ぶ楽さに心踊らされていますが、それだけでなく素敵な店内の雰囲気もまた訪れたいと思わせてくれる魅力ポイントですので、まだ行ったことがないという方は是非お試しくださいね!

たくさん買いすぎて食べきれない場合は当日中に冷凍保存がおすすめです。

冷凍しても美味しさを十分に感じることができますよ!

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